ドイツ：ロマンティック街道　ハネムーン自転車旅行Day７　ロッテンブーフ～フュッセン

2009年に結婚をしました。そして新婚旅行に選んだのがドイツ、スイス、フランスへ２週間の旅行。

でもただの新婚旅行じゃありません。なんと夫婦で自転車旅行(笑)こんな破天荒な提案に乗ってくれる妻。本当に大好きだ。

途中電車にも乗りますが、ドイツのロマンチック街道の約440kmは自転車ツーリング。予約したのは航空券だけ。宿も食事も現地調達。

道に迷ったり宿が取れなかったり、現地の方に助けてもらったり盗難にあったり。出会いやトラブルがいっぱい。でも、最高に楽しかった２週間の様子をお送りします！

この旅を初日から読みたい方はこちらから！

ドイツ：ロマンティック街道　ハネムーン自転車旅行Day１　フランクフルト～ヴュルツブルク

１日目は日本を発って飛行機でドイツのフランクフルトへ。そこから鉄道でヴュルツブルクに向かいました。ICE（新幹線のようなもの）に乗れなかったり、かわいそうなトラブルにあっているおじさんに出会ったりと、初日から波乱です。

「ロマンティック街道の旅」は、毎週１回更新したいと思います！

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ＤＡＹ７　
2010.8.14　
ロッテンブーフ～フュッセン

ヨーロッパ旅行はまだ半分ですが、ドイツのロマンティック街道は最終日になります。

まずは泊った街ロッテンブーフの僧院教会を見学しました。小さな街の教会なのに驚くほど豪華な内装。聖母がキリストに梨を差し出している「マドンナ像」はこの教会の宝と言うだけあり素晴しかったです。

さて走り始めます。天気もかなりよくなり、青空もちらほら。のどかな牧草地帯を走ります。やっぱり自転車はこうでなきゃ。

１０ｋｍほど進むと、何もなかった牧草地にぽっかりと立つ教会が現れました。ぱっと見ただけでは、これが世界遺産だなんて想像もつかないですけど、年間１００万人以上が来るという「ヴィース教会」です。

草原の中にぽっかりと教会が立っているなんて、ボードゲーム「カルカソンヌ」みたいですね(笑)

それにしてもさすが世界遺産。ド田舎の牧草地にも関わらず観光客がたくさんいます！！

大型バス、車、バイク、チャリ。おみやげ屋にカフェまであります。さて、肝心の中はというと、入った瞬間に圧倒！すごい人！

みんなでなにかお祈りをしています。終わるのを待ってから見学。観客の拍手が教会内に響いていました。

涙を流したという「奇跡のキリスト像」や天国の門などがかかれた天井画。どれも素晴しく、心が洗われるようです。（この旅で僕の心は何回洗われてるんでしょうか。）

ヴィース教会を後にすると、ロマンティック街道ラストラン。青空の下、気持ちのいい最高のサイクリングです。

シュワンガウという街に入ると、ロマンティック街道のハイライト「ノイシュヴァンシュタイン城」が。遠めながらも、見えた時にはテンションMAXでした。

自然と漕ぐスピードも上がり、わくわくしながら走っていきます。近づくにつれて城に立体感がでてきてすごさが伝わります。城をバックに夫婦で写真を撮るなどしてはしゃぎました。

城のチケットセンターまで来ると、ヴィース教会以上のすごい人！見学のチケットを買うだけでも、行列に並んで３０分待ち。買えたチケットは１８時２５分（現在14時）

４時間後！？ディズニーランドですかここは？でも今日中に見学ができてよかった。

時間が空いたので、先にフュッセンの街まで自転車を走らせます。１０分ほどで到着し、一通り街を見た後はロマンティック街道の終点地点へ。

標識を頼りに進んでいくと、行き止まりの壁の上に「ロマンチック街道終点（Ende der romantischen Straße）」の文字が。

「これが？」とビックリしてしまうくらい普通の場所でした。

もっと盛大にアピールしているのかと思ったので拍子抜けでしたが、逆を言えば訪れる人が少ない穴場スポット。場所を独占して思う存分写真撮影ができました。

ヴュルツブルクから約４２０ｋｍ。いろいろハプニングもあったけど無事にここまで来ることができました。

見どころの多い、良いツーリングでした。道に迷ったりダートで苦しんだり、意外と坂道が多かったり石畳の洗礼も受けましたけど、基本的には自転車道が整備されていて車通りが少ないのは素晴しかったです。

ホテルの部屋を確保したあと、いよいよノイシュヴァンシュタイン城へ。チケットセンター前からまずはシャトルバスで上がります。そこから歩いてすぐのところがマリエン橋。ここからの眺めは本当に美しかったです！

城の全体を一望できて感動！まるで絵ハガキの風景です。ここから見たお城が一番見ごたえありました。ディズニーのシンデレラ城のモデルになったというのもうなずけます。

城の中も素晴らしかったです。日本語のオーディオガイドがあったのでしっかり説明を聞くこともできました。

玉座の間には、残念ながら玉座はなかったのですが、もしあったら映画やゲームの世界。

ドラクエの王様とか絶対こんなとこにいるよな、と思いました。シャンデリアや床のモザイク画も素敵でした。お城の中が撮影禁止だったのは残念。