ドイツ:ロマンティック街道 ハネムーン自転車旅行Day2 ヴュルツブルク~バートメルゲントハイム

ドイツ:ロマンティック街道
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2009年に結婚をしました。そして新婚旅行に選んだのがドイツ、スイス、フランスへ2週間の旅行。

でもただの新婚旅行じゃありません。なんと夫婦で自転車旅行(笑)こんな破天荒な提案に乗ってくれる妻。本当に大好きだ。

途中電車にも乗りますが、ドイツのロマンチック街道の約440kmは自転車ツーリング。予約したのは航空券だけ。宿も食事も現地調達。


道に迷ったり宿が取れなかったり、現地の方に助けてもらったり盗難にあったり。出会いやトラブルがいっぱい。でも、最高に楽しかった2週間の様子をお送りします!

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DAY2 
2010.8.9 
ヴュルツブルク~バートメルゲントハイム

6:30起床。朝食のハムとソーセージが美味しかった。さすがドイツ!
午前中はヴュルツブルク市内を観光。ここはドイツ・ロマンティック街道の始点。みどころもいっぱい。まずは街の中心地マルクト広場へ。「マルクト」っていうのは名前ではなく、「マーケット」という意味で、昔マーケットが開かれた場所らしい。


ちょっと大きいドイツの街には、ほぼこのマルクト広場というのがある。ここのツーリストインフォメーションで地図を手に入れたり、お土産のステッカーを買ったりした。街の名前入りのステッカーを各地で買って、愛車に張り付けていくんだ。旅が終わるころには、素敵な自転車になってることでしょう。

マルクト広場

さてさて、市内観光ですがたくさんの見どころがありました!

①聖マリア礼拝堂
マルクト広場に面して建っていた。アダムとイブの像が有名らしい。

聖マリア礼拝堂

②ノイミュンスター教会

中に入った瞬間、その美しさに感動!キリスト教のパワーに圧倒される。壁画もきれいでした!。

③マリーエンベルク要塞
街の高台にある要塞。眺めがよくて、街が一望できました。本当に素敵な街並み。この看板、うけました(笑)

④レジデンツ(宮殿)

ユネスコ世界分化遺産。とにかくデカイ!豪華!階段の間のフラスコ天井画が美しかった。残念ながら中は撮影禁止。

一通り観光を終え、昼食も済ませて14:00に出発。


いよいよロマンティック街道のツーリングスタート。道々には自転車マークの看板が出ており、自転車専用道が整備されているのが分かる。車とは別の道なので走りやすい。

5kmほど走ると、自転車道だけ登りに。。。なにか納得が行かないがしかたない。登る。そのあと下り坂を下ると車道に合流。あれ?自転車道の看板がない。どこかで見逃したのか?


「まぁまたすぐに出てくるだろ。それまで車道走るか」
と思ったのが、いけなかった。
行けども行けども自転車道は現れない。しかたないので次の街、タウバービショフスハイムの表示だけを頼りに先に進む。
(後から分かるのだが、自転車用のロマンティック街道は車用のロマンティック街道に面して走ってるわけではなく、まったく別のルートを走る。だから、合流できなくてもしかたがない。)


と、急に道が広くなり、路肩が広くなる。
「でっかい道にでちゃったなぁ。」
と思っていると、車から次々とクラクションを鳴らされるようになった。
「がんばれよー!」
って応援してくれてる。。。わけないよなw
やばいなー。ぜったい、
「こんなとこ走ってんじゃねーよ!ゴルァ!」
って言ってるよなぁ。でも逃げられないし。。。


などと思いながら走っていると、一台の車が前方で停まっている。
「ヤバイなー、怒られるのかなぁー。」
などと思っていると、車の女性が英語で話しかけてきた。
「あなたたち、ここはアウターバーン(高速道路)よ!自転車は走れないわ。とっても危険よ!」
がーーーん。やっぱ、そういう落ちですか?日本と違って、料金所も何もなく、交差点曲がったらいきなり高速道路になるのね・・・。知らなかった、知らなかったんだよぉぉぉ。
「青いサインは高速道路。一般道は黄色いサインよ。」
日本の一般道=青 高速道=緑 みたいなものか。勉強不足でした。。。


「とにかく、ここは危険だから警察に来てもらってなんとかしてもらいましょう。」
女性は携帯電話で警察を呼ぶと、一緒にガードレールの外側で待っていてくれた。その間、いろいろと話をすることができた。その女性の名前はビアテといって、ちょうど僕らが今日泊る予定の街の近くに住んでいるという。
「よかったら街に着いたら電話ちょうだい。安くていいホテルを紹介するわ。それから、一緒に食事でもできたらいいわね。」
そう言って名刺をくれた。なんていい人だー!


警察が来ると、ビアテが事情を説明してくれ、パトカーに後ろをついてもらって、最寄のインターで高速を降りるということになった。ビアテとはここでお別れ。とても親切にしていただいて、本当に感謝!ありがとう。


5分ほどでインターから一般道に出る。警察にお礼を言い、走り始める。いやぁ、初日から色々あるなぁwまさか初日から警察のお世話になるとは。
その後、無事にタウバービショフスハイムに到着。自転車道も見つけ、のどかな田園の中や小さな町の中を走る。すげー快適。なんだったんだあの間違いは・・・。


18:30、目的地のバートメルゲントハイムに到着。


さっそくお世話になったビアテさんに電話をかけてみる。

「ハロー」
男性の声だ・・・。
「あー、あなたはビアテ、、、じゃ、ないですよ、ね?」
「あっはっはー、違う違うw でも彼女は私の妻だ。」
「そうですか!僕はさっきビアテにお世話になった、日本人ツーリストのJoeyです」
「話は聞いたよw 今、彼女にかわるから」
以下、会話は省略。車で迎えに来てくれることに。


なんと自宅に招待してくれ、食事をごちそうになることに!
ビアテの家族は旦那さんと12,3歳の息子さん、それに住み込みのベビーシッター?の女性。旅の事や互いの国・文化のこと。色々な話をしながらの食事は楽しかった。息子さんはマジックを披露してくれるし、あまり言葉の壁は感じなかったな。まぁ、ご夫妻が英語ペラペラなのもあるけど。
どうやらかなりの日本通なようで、食事に味噌汁が出てきてびっくり!さらに折り紙の本も持ってたし、窓際には盆栽がwww
僕らにこんなに親切にしてくれた訳が、少しわかった気がした。


結局22:00過ぎまで会話を楽しんだ。
「もう高速道路は走るなよ。楽しく安全な旅を!」と旦那さん。
とんだハプニングだったけど、現地の人との素敵な交流ができて、貴重な体験だった!ハプニングと、そしてベアテに感謝!
もちろんいっしょに写真を撮ったけど、肖像権とかあるんでのせられません。悪しからず。

予約してくれたホテルRoseに送ってもらい就寝。宿泊料56ユーロ。昨日の半額(笑)
長い一日だった。。。でも、これだから旅はやめられない♪

走行時間 4:36
走行距離 70.65km
平均時速 15.3km
最高時速 46.0km/h
通算距離 70.65km

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